登れた課題、覚えてる?|無料の記録アプリ rootomo のすすめ
初回の「登れた」を残しておくと、2回目からのボルダリングが変わる。インストール不要・どのジムでも使える無料の記録アプリ rootomo を、初心者目線で紹介。
初めてボルダリングに行った日のことを思い出してほしい。どの壁を、何本登れただろうか。「オレンジのやつをいくつか」くらいの記憶しか残っていない人が多いはずだ。
それでも楽しかったなら十分、とは思う。ただ、少しもったいない。ボルダリングの楽しさの半分は「前はできなかったことが、できるようになる」ことにあって、記録がないとその変化が自分にも見えないからだ。
記録すると2回目が変わる
2回目にジムへ行ったとき、「前回登れた課題」と「前回落ちた課題」がわかっていると、入った瞬間から今日やることが決まる。まずは前回のリベンジから。それが登れた瞬間のうれしさは、初回の「登れた」とはまた別物だ。
しかも効果は2回目で終わらない。
- 「前より1つ上の級が登れた」が数字で見える
- 別のジムに行っても「自分はだいたい◯級」の目安がわかる
- 3ヶ月後に見返すと、最初の1本がびっくりするほど簡単な課題になっている
最後のやつが、いちばん効く。成長は毎回すこしずつなので、その日のうちは実感しにくい。記録だけが、あとからそれを見せてくれる。
rootomoとは
そこで紹介したいのが rootomo。クライマー向けの無料の記録アプリだ。「記録して、つながる」がコンセプトで、初心者に関係ある機能はこのあたり。
- 今日行ったジムと、登れた課題を級つきで記録できる
- 過去の記録がたまって、成長の推移が見える
- ジムを探せる。行ったことのないジムを開拓する入口になる
- 友達をフォローして、お互いの記録や「この日ジム行く予定」を見られる
ホーム画面。攻略中の課題と、友達の「この日行く」予定が並ぶ
特定のジムの会員専用アプリではないので、どのジムで登っても使える。今日は駅前のジム、来月は旅行先のジム、という登り方でも記録は1か所にたまっていく。
記録のしかたも難しくない。ジムのページに課題の一覧が並んでいるので、登れた課題を選ぶだけ。級や壁の種類もあらかじめ付いているから、自分で調べて入力する手間はない。
ジムのページ。課題を選んで「このジムで記録」するだけ
そして記録がたまると「実績」画面が育っていく。級ごとに何本登ったか、3ヶ月前の自分と比べてどれだけ伸びたか。行ったジムの数だけ日本地図が塗られていくので、ジム開拓そのものが遊びになる。
実績画面。3ヶ月前の自分との差と、ジム制覇マップ
よくあるためらいに答えます
まだ8級とかなのに、記録するの恥ずかしくない?
記録は人と比べるためのものではなく、過去の自分と比べるためのもの。むしろ初回の1本こそ記録する価値がある。あとから見返したとき、スタート地点が残っているのはその1本だけだからだ。
自分が何級を登ったのかわからない
ジムの壁はテープや色ごとに難しさが分かれていて、対応表がだいたい壁の近くに貼ってある。わからなければスタッフに「この色って何級ですか?」と聞けば教えてくれる。
SNSっぽいのはちょっと苦手
誰かとつながらなくても使える。フォロー0のまま自分用の記録帳にしてもいいし、記録を見せたくなければ鍵アカウント(承認した人にだけ見える設定)にもできる。つながる機能は、使いたくなったときに使えばいい。
マイページ。登った記録が自分だけのアルバムになっていく
使い方は開くだけ
アプリストアからのインストールは不要。スマホのブラウザで rootomo.app を開いてアカウントを作れば、その日から記録できる。ホーム画面に追加すれば、ふつうのアプリと同じ感覚で使える。もちろん無料だ。
次にジムへ行ったら、帰る前に1本だけ記録してみてほしい。日付と、ジムと、登れた課題の級。それだけで、2回目のジムに「前回の自分」という目標がひとつ増える。そして3ヶ月後に見返したとき、その最初の1行が、いちばん面白い読み物になっている。